リフォームをご検討中の方へ
2022-06-05
建築物の解体・改修工事を行う際は資格者等による事前調査の実施が義務付けられます。
そもそも石綿(アスベスト)とは何ぞや?
石綿は、極めて細い繊維で、熱、摩擦、酸やアルカリにも強く、丈夫で変化しにくいという特性を持っていることから、
◆建材(吹き付け材、保温・断熱材、スレート材など)、
◆摩擦材(自動車のブレーキライニングやブレーキパッドなど)、
◆シール断熱材(石綿紡織品、ガスケットなど)
といった様々な工業製品に使用されてきました。
石綿は2006年9月から輸入、製造、使用が禁止されていますが、それより以前に着工した建築物には石綿が使用されている可能性が高いということになります。
解体・改修工事で飛散した石綿の粉塵を吸い込むと、肺癌や中皮腫を発症する恐れがあるので、適切な対策が必要というわけです。
◆ここまではご理解いただけたでしょうか。お疲れさまでした。
さらに詳しくお知りになりたい方は、ここから先にお進みください (^▽^)/
「自分には関係ない!」
と思っていたが・・・(-_-;)
私も慌てて3月21日に建設労働災害防止協会高知県支部で講習を受けてきました。
正直、アスベストというのは我々のような戸建住宅専門の工務店には無縁のように感じていました。サイディングにアスベスト含有の製品があることは知ってましたが、普段はニチハのサイディング(昭和56年5月に完全無石綿化)しか使わないので
「自分には関係ない!!」そんな感覚でした。
それはそれで、無理もありません。国が定める石綿含有割合は年々厳しくなり、2006年には質量の0.1パーセントを超えた製品が特定建築材料(石綿含有建材)と決まりました。
そのため現場に調査に入った際、建材の裏面に「無石綿」と書いてあっても、そのまま信じてはいけないのです。
これは厄介です!
それでも調べる方法は目視による裏面調査以外にいくつかあって、建築確認の日付、石綿含有建材データーベース、メーカーのホームページ、関係者へのヒアリング、資料採取と専門機関の分析・・・こういった過程を経て総合的に判断していきます。
石綿含有建材は吹付材(レベル1),保温材(レベル2),成形板(レベル3)の3つのレベルと仕上塗材に分類されていて、特にレベル1,2は計画届や負圧隔離といったワンランク上の措置が必要です。
戸建住宅の場合はレベル3の建材がほとんどですから、メーカーや製品名が特定できない時は、年代やヒアリングから「みなし含有」という判断になることが多いかと予想されます。
この場合、現場では石綿はあるものと判断して取り掛かることになるので、作業場の「隔離」や「湿潤化」「呼吸用保護具の使用」といった代表的な方法が必須になります。戸建住宅の場合、それほど大事に考えることは無さそうですが、慣れるまでは書類の書き方や作業場の隔離等、戸惑うことばかりです。
お施主様におかれましては、調査に係る費用や時間、ヒアリングなど、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
石綿含有建材調査料金表(税別)
改修施工箇所のみの調査とし、
書面調査(一次調査)、現地調査(二次調査)、
報告書作成(①~⑥)までを基本とします
戸建て200㎡まで・・・40,000~60,000円
①解体工事に係る事前調査説明書・作業計画書
②特定粉塵排出(石綿除去)等作業の概要
③建築物等の解体等の作業に関するお知らせ(A3 掲示板ラミネート)※1
④アスベスト有無事前調査 詳細表
⑤事前調査結果報告書 様式第3の4・・・都道府県知事※2
⑥事前調査結果報告 様式第1号・・・労働基準監督署長※2
■報告が必要となる工事
・建築物の解体工事(解体作業対象の床面積80 ㎡以上)
・建築物の改修工事(請負金額100万円以上(税込))
・工作物の解体・改修工事(請負金額100万円以上(税込))
一次調査、2次調査に際しまして
現場図面の提供や関係者のヒアリング等にご協力お願いします。
その他オプション
・検体採取(レベル3)・・・5,000円/1検体(3箇所)
・分析費用・・・30,000~50,000
(検体や分析機関によって金額、報告書様式・内容が異なりますので事前にお問い合わせください。)
・検体採取作業責任者・・・10,000円/1名
・補助作業者派遣費・・・8,000円/1名(検体採取が特に多いとき)
・交通費・・・片道20㎞圏内まで無料(それ以降は100円/㎞)
・特定粉塵排出等作業完了報告書・・・10,000円
・
・
・
一般建築物石綿含有建材調査者
山本 和希
第00101号
令和4年3月21日交付
建設業労働災害防止協会高知県支部
〒780-0870
高知市本町4丁目2-15
高知県建設会館2階
TEL:088-822-0321
FAX:088-822-0513
≪地元の大工さん、元請業者の方へ≫
この制度は始まったばかりで、地元にまだ専門業社がほとんどありません。慣れるまでの間、微力ながらお手伝いさせていただきます。
・HEPAフィルター付き掃除機や防塵マスク(RL3)、保護衣等、必要最低限の装備をまずは揃えて下さい。
※1 現場備え付けのその他掲示板(立ち入り禁止、飲食・喫煙禁止、石綿作業主任者の職務、石綿取扱作業所標識)は自社でご用意してください。
※2 ⑤都道府県知事、⑥労働基準監督署長への事前調査結果報告は、元請業者(排出事業者)の義務です。これには国の電子報告システムが原則で便利ですが、どうしても苦手という方は⑤・⑥をそのまま提出していただいても結構です。ご自身で出来る方は、下記URLにアクセスして、GビズID取得(エントリー)後、入力をお願いします。その他オプションとして入力代行もお引き受けさせていただきます。
・事前調査結果報告書入力代行(GビズID取得共)・・・8,000円(2回目以降は6,000円)
(石綿事前調査結果報告システム https://www.ishiwata-houkoku.mhlw.go.jp/shinsei/)
・特定粉塵排出等作業完了報告書・・・着工前の申込と施工箇所の写真(工事前、作業中、工事後)をお願いします・・・10,000円
・施工現場に一人は石綿作業主任者を!また、作業員は全員4.5時間の「特別教育」を受ける必要があります。
・石綿を含む、産廃の処理体制・・・石綿を含む建材や廃石綿と通常の産廃とは分けて処分しなくてはいけません。処理ルートの確認を!
・石綿事前調査結果報告・・・報告をせず、又は虚偽の報告をしたものは、30万円以下の罰金が科せられます(大気汚染防止法)
今新築をご検討中の方へ
2022-05-16
ウッドショックに端を発した建設資材高騰のなか、ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、原油、天然ガス、石炭、木材が世界で奪い合いになっています。いかに多くの天然資源を日本がロシアに依存していたか改めて思い知らされました。
そんな折、新築を検討されているお客様は、どうしたらいいのか難しい判断を迫られているのではないでしょうか。今の時点で私たちがアドバイスできるとしたら
●コンパクトでシンプルな間取りを検討する
●古家を買ってリノベーションする
といったところです。
前者はこれから年金暮らしを迎える方にはいいかもしれません。
いわゆる「平成間取り」から脱却して「令和間取り(?)」
に挑戦してみるのもいいでしょう。
終の棲家に特化したシンプルでコンパクトな間取り、
素材重視の内装、耐震性、断熱・気密性、換気性能・・・
お手伝いできることは沢山あります。
ではこれからの子育て世代にとってはどうでしょう。
子供の成長に合わせた間取りの変更や増築、メンテナンス費用、教育費など、不安なことだらけではないでしょうか?
ところで、新築工事には国から補助金が出ることはご存知でしょうか。
こどもみらい住宅支援事業というのがあります。
ZEH住宅なら100万円、
高い省エネ性能を有する住宅なら80万円
一定の省エネ性能を有する住宅なら60万円
しかし、原材料価格が1.5倍から2倍近く跳ね上がっていて、これからも上がる可能性があるなかで、この金額では追い付きません。
そこで私たちからのご提案です。
古い家を買って(または親と同居の家を)
リノベーションというのはどうでしょう?
古い家を全面改装して、新築のような住み心地と性能を手に入れませんか?そこに補助金を活用します。
建築確認の日付が昭和56年5月以前の住宅であれば
耐震改修工事がお勧めです。
耐震診断、耐震改修設計を経て改修工事を行えば(四万十市の場合)、耐震診断は無料、耐震改修設計に330,000、工事には925,000の補助金があります。耐震を兼ねてリノベーションを行えば一石二鳥というわけです。
建築確認の日付が昭和56年6月以降の場合は耐震改修工事補助金は、今のところありませんので、ちょっとハードルが高くなりますが、
長期優良住宅化リフォーム推進事業
というのがあります。
100~250万円の補助金が用意されています。仮にリノベーション費用が新築の半分と仮定すると大きな助けになります。
この補助金は今までにもありましたが、手続きの煩雑さから敬遠されがちで、正直、私たちも遠巻きに見ていました。でも先に述べたような閉塞感の中で、今私たちにお手伝いできることがあるとすれば、これは大きいなと感じます。
手続きが煩雑と言いましたが、インスペクション(既存住宅状況調査)や維持保全計画など、裏を反せばお客様にとって安心を担保できるものになります。他にも申請書類はたくさんあって、初めから完璧に
「補助金全額もらえますよ!」
とは断言できませんが、お互いにWIN WINの関係をめざして 全力でサポートさせていただきたいと思っています。
リノベーションという選択
今一度検討してみてください。
長期優良住宅化リフォーム推進事業
新型コロナウイルスについて
2021-02-11
これだけは知っておきたい!!コロナ対策のポイント
【ポイント解説】
(右の図を拡大参照)
◾感染細胞内で、NSP3とG-4構造の結合がウイルスの増殖を引起す
◾ミトコンドリアが正常であれば、プロトポルフィン9とヘムがこの結合を阻害する
◾5-ALAの役割と経口投与の効果
◾ヒドロキシルラジカルなどの活性酸素種による炎症が様々な病気の原因
◾COVID-19によるサイトカインストームや後遺症もヒドロキシルラジカル(・OH)による炎症が原因と考えられる(仮説)
◾アーシングや水素吸引は活性酸素種を消去する
◾不織布マスクの網目の大きさは5マイクロメータ
◾ウィルスの大きさは0.1マイクロメータ
◾エクソソームの大きさは5~15ナノメータ
◾細胞とウィルスの関係は椅子取りゲーム
同時に2つ以上のウイルスに感染することはない
◾日本における感染率と重症化率を世界と比較したとき、明らかに少ないことから考えても、このウイルスは日本人にとって土着のウイルスに近い
◾日本人に限って言えば、自然免疫を鍛える事(ウイルスに対する暴露)が、今回ののウイルスに対して一番の感染対策
◾新型コロナワクチンの効果とリスクについてはすべてが公開されているわけではない。不明な点も多く、2023年5月までは治験中である
以上のことを踏まえて、これから出てくる情報を精査することになりますが、
私は今回の治験には参加しないと思います。
T様邸完成見学会を開催いたします。
2019-04-10
新元号が決まり、平成最後の展示会ということになります。
まさに「平成という時代の集大成」というと大袈裟ですが
「いろどりプラスの家」がめざしてきた”こだわり”が
ギュッと詰まった作品に仕上がっています。
今回お施主様の御好意により期間限定で
OPEN HOUSEとさせていただきました。
これに先立ち展示会を2日間の日程で開催させていただきます。
この機会に是非多くの方に
「来て、見て、納得!」
していただきたいと思います。
お待ちしております。
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