M様邸耐震リフォーム-2
M様邸耐震リフォーム-2
M様邸引っ越しに伴い、耐震改修工事をご依頼いただきました。
(1)寝室~リビング-①
(1)寝室~リビング-②
(2)-①以前の和室は柱や天井が灼けて壁とともに部屋全体が暗いイメージでした。部屋どうしが襖で仕切られ2部屋同時に使うには襖を撤去する必要がありました。 (2)-②老後の介護を意識して、和室2部屋をリビングと寝室にしベッドを置きました。2部屋をアコーディオンカーテンで仕切ることで、以前にもまして使い勝手が良くなりました。夜はカーテンで仕切って6畳の寝室、昼間は開けて12畳のリビングです。
(3)-①2階は西日対策だったのでしょうか、広縁と和室に分けられていました。勿体ないと思います。
(3)-②ここも1階同様にアコーディオンカーテンで仕切ることで寝室としてもリビングとしても使うこともできるようにしました。
(4)-①改修前は公団用キッチンが壁に沿って何となく設置されていて、デッドスペースがありました。
(4)‐②窓は北向きで日射の影響はないので、窓はそのままにキッチンをコンパクトキッチンで納め、キッチン家電がギリギリ納まる収納棚を造作しました。この中に普段使いの鍋や小物、ゴミストッカーを納めます。
(5)-①補強工事は内部だけで行い外部補強や外装工事はしませんでした。特に2階がのっている1階部分は床や天井を撤去して、土台から胴差まで届く構造用合板を制震テープと共に施工するなど、徹底的に補強しましたした。
(5)-②内部だけの補強工事ということで、腰壁や垂れ壁のような雑壁も強度計算に入れて施工しました。断熱材は既存のグラスウールに倣い、特に性能向上は考えませんでした。部分的に断熱性能を強化しても断熱ムラを起こすだけで、温熱環境の向上とまでは至らず、却って結露の原因を作るだけです。断熱性能を上げるならむしろ窓の方です。今回の工事では見送りましたが、この場合内窓を付けるのが簡単で最適です。